いよいよイノセンスが公開されるわけだが
日テレは本気で「イノセンスで一儲け」を目論んでいるようで、この一週間は竹中直人*1を起用したカウントダウン番組までやったりしてえらい力の入れようだ。
最初は、こうやって一般の人達をだまくらかしてそれなりにヒットして、それで押井守に金が入って、また新しい映画を作れるようになるんだったら一ファンとしては喜ぶべき事なんだろうな、と思っていたのだが、ここに来てちょっと心配になってきた。つまり、ここまで宣伝に力を入れてるということは、日テレ側はまさかイノセンスにもののけ姫や千尋並みの興行収入を求めているんじゃなかろうな、ということだ。
これだけテレビに露出すれば放っておいてもある程度以上のヒットをすることは確実だろうけど、なんつっても押井作品、娯楽大作になるはずもないし(偏見か?)、おっさんがやたら難解な長台詞を並べ立てるような映画が口コミで評判になるとも思えない(難しかったとか眠かったとかいう評判にはなるかもしれないが)*2。まあ普通に考えてジブリの前2作程のレベルでヒットすることは望めないだろう。そうなったときに、日テレの勘違いによる皮算用が原因で、押井が干されたりしないだろうな、と。そう思うとやはりちょっと心配である。
それにしても押井ってつくづくテレビ映えしない顔だよな。別に顔で映画を作る訳じゃなし、テレビに出ることが仕事の人じゃないけど、もう少しテレビ写りを気にした方がいいんじゃないの、と思ってしまう。比べてみると、宮崎駿とか鈴木敏夫とかいったジブリの人達が良くも悪くもテレビ慣れしている、ということがよく分かるよ。
あ、勿論見に行きますよ。前売り買ってるし。まあ土日は確実に混みそうなので平日にしときますが。